弁護士のセカンドオピニオンを検討すべき時とは
医療業界において生まれたセカンドオピニオンは、法律相談の世界にも広まり始めています。
依頼者の相談した内容の判断は、それぞれ、弁護士の今までつちかってきた経験や知識、価値観などによって分かれます。
つまり、依頼した弁護士ごとにアドバイスの内容が違うことがあるのです。
法律問題に関する相談や悩み事を弁護士にするということは、
依頼者の方にとって切実なものであるケースが多いです。
とはいえ、セカンドオピニオンをどのような時に、検討すればいいのか判断に迷う方もいらっしゃるでしょう。
今回はセカンドオピニオンを考えた方が良い時について考えてみたいと思います。
【セカンドオピニオンを検討すべき時とは?】
依頼者の方がセカンドオピニオンを聞いたとき、複数の判断の中から自身の考えに合ったものを選択できる可能性が広がります。
つまり、自身の意思決定が広がると言い換えることも出来ます。
具体的にセカンドオピニオンを検討するべき時は、以下のようなケースが当てはまるのではないかと思います。
① 依頼した弁護士との相性を確認したいとき…冒頭でそれぞれ依頼した弁護士の経験や、
知識などによって判断が異なるとお伝えしました。
しかし、1人の弁護士の見解のみしか知らない際には依頼者の方が判断することは難しいでしょう。
そういった場合に、他の弁護士の意見を聞くことによって、
依頼した弁護士の判断を多角的に考えることが可能になります。
付け加えると依頼者の相談が訴訟に及べば、解決までに何度も打ち合わせをしたり、長期的に付き合う可能性があります。
ですので、依頼者の方と弁護士の関係性はとても大切になってくるのです。
セカンドオピニオンを利用することによって、
信頼関係を構築することが出来るかどうか、一考することも可能になります。
弁護士との相性が悪いと依頼者の方に精神的負担がかかることもありますので、
ある程度の見極めというのは大切になってくるでしょう。
② 他の意見を聞いて納得したうえで最終決定をしたいとき…相談内容に対して弁護士がした、判断や
アドバイスにはメリットとともに、デメリットがある場合もあるでしょう。
ただ、1人の弁護士の判断やアドバイスだけではメリットやデメリットが見えて来ないケースもあります。
そういった時にセカンドオピニオンを活用することによって、それぞれの意見やアドバイスを比べることが出来、
メリットやデメリットがよりはっきりする可能性が高まります。
そのため、依頼者の方が納得の上、自身の意見で最終的な方向性を考えることが出来るのです。
どの選択肢をとってもリスクやデメリットが発生することがあると思います。
どんな結果であれ、自身の意思で選んだ時と、そうでなかった際の不満や後悔の度合いは異なることが多いでしょう。
ですので、依頼者の方自身の意思により最終的な判断をするということはとても重要になってくるのです。
以上が、セカンドオピニオンを検討した方がよい状況の説明でした。
すでに進行している事件において担当弁護士の他から意見を聞くのはとても重要なことです。
現在の主張・立証方法で勝訴の見込みがあるか、
またない場合でも第三の立場から物事全体を見通すことによって新しい発見が見つかる場合があります。
馬場戸山口法律事務所では、「人生に降りかかる様々なトラブルを総合的に解決できる法律事務所」をモットーに、
長年事務所を構えている新宿区の高田馬場を中心に、
東京・神奈川・千葉・埼玉にお住まいのお客様よりご相談いただいております。
事件が進行中の方で現在の方向性が不安な方は一度ご相談ください。
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